頑張らずに、労わって下さい。
患者さんは、様々な悩みや苦しみを持って来院されます。
心身ともに、疲れ果てている方も少なくはありません。
意外なようですが、そうした人ほど、もっと頑張りたいと言います。
自分を責める人は、まじめとか、努力家と言われる人に多い。
しかしそれは、最近話題の橋下大阪知事が言うところの、奴隷制度に似ている。
身体を奴隷のように酷使し、思いやりもやさしさもないのです。
身体は自分のものと思うところに大きな間違いがある。
正しくは、人生最大最良のパートナーなのです。
夫婦は離婚もできますが、身体に変わりはありませんから。
貴方は、身体に良い事をしていますか?
美味しい物を食べる、スポーツを楽しむ、等々。
色々あるでしょうが、はたして身体は喜んでいるでしょうか。
私たちはもっと、身体を思いやる必要があると思います。
ましてや、身体に痛みや辛さがあるときは、
「どうしたんだ?」と、心でやさしく問いかけてみて、
その原因を思いやる必要があるでしょう。
あまり神経質になるのもどうかと思いますが、
どうしても不安な時は、医師や私達に相談してほしい。
そして間違っていたことに気づき、改めることでほぼ治るでしょう。
自然治癒力が、治してくれるのです。
それが身体からの、メッセージだから。
私は、身体は自然であり、大自然からの借り物だと思っています。
そして私たちが生きていくためには、
大自然から途方もなく多くのものを、ただで頂いているのです。
だから少しでも自然に感謝し、少なくとも悪いことをやめる努力が必要だと思います。
そして身体にも、一生ただで遣わせて貰うのだから、
感謝して大事に活かして使う、心掛けが必要です。
自分よがりでなく、身体にもいい人生だったと言って貰える様に生きましょう。
自分を大切に愛する人は、人やすべてのものを愛せる人です。
「尊己及人」 己を尊び人に及ぼす。や、
「ホ。オポノポノ」も、同じ内容ですが、
自分が変わっただけ周りが変わります。
自分は尊い、そして全てに対して責任がある存在です。
全てのいのちは繋がっているから。
むかし、坂本竜馬が「わしゃー、日本人じゃ。」と、言いかっこよかった。
いまは、グローバルとよく言われる。
そしてこれからは、「私達は、宇宙人だ。」と云う位の、
大局観を持った価値観が必要とされる時代に突入したと思います。
私達は今まさに、物からこころへの、時代の大転換期を生きています。
南無お天道様。そんな心境でしょうか。 有難うございました。