「仕合せ」って深い。 新世10月号から。
新米のおいしい季節到来です。お米は日本の食の中心、そして日本人の生き方の基本を教えてくれているように思います。自然に感謝し調和して、人の心と手間をかけ、その無尽蔵を引き出す。お蔭様、ご馳走になります。思わず合掌です。
講演会やセミナーを開催すると、聴いてもらいたいと思う人は参加されず、聴かなくてもちゃんと出来ていると思われる方が、以外と多く参加されるとよく言われます。しかし最近、その意味はこうだと思っています。
心が暗くマイナスの感情ばかり出している人は、心に余裕がなく本当に大切なことに気づけない。不足不満、求めるばかりで愛を出すことが出来ない。
だけど本当の幸せは、誰かのために役立つこと、働けること。「仕合せ」ってすごい言葉だと思います。愛は出しても尽きることはない、否、出せば出すほどよいものが多量に出る。
沢山あるからどうぞ。愛を惜しげもなく分け与えられる、そんな人間になりたいと思う。
(仕は、つかえる。人の役に立つ。そうした感謝の心を持った人間が合わされば、素敵な社会が出来る。そのまちの一員で居られる事が、本当の仕合せでは。) 2009,10/15