地方主権、小田原から日本をよくする②
【どうしたら賑わうのか】
1. 城下町の景観、風景、風土を創る。
① 市民の歴史観を育む施設整備(天守閣の展示は未熟)と、特に子供へ、郷土の歴史教育など郷土愛を育む。
② 城跡設備と周辺の観光努力。(人が集まる市役等の施設を城内から移転しただけで、計画が中途半端)
2. 小田原市最大のイベント、「北條五代祭り」の大幅な改革。
① イベント(仮装行列)から、お祭り(先人に対しての尊敬と感謝を深める大切な行事)にする。
② 名前も、「城下町祭り」「お城祭り」等にして、歴史文化全般に対象を広げ、市民が顕彰できる内容にする。
③ テーマを毎年変えて、関心を高め歴史も学べる配慮。例えば「大久保忠真公と尊徳」とか。
④ 市民は大切な広報担当。市民のお祭り、誇りとなるようにレベルアップ出来れば、喜んで親戚縁者を誘う。
3.二の丸広場やその他で、毎週のように開催されている行事や、イベントを出来るだけまとめて、賑わいを創出して観光資源に育てる。
① 観光都市創設プロジェクト委員会をつくることを早急に実行してほしい。今の小田原は、素晴らしい素材が沢山有るのですが、活かされず、繋がりが弱く、バラバラな事が誠に残念です。是非、行政を中心に、関係者が真剣に腹を割って協議して、「おもてなしのまち、観光都市小田原」をつくったら、間違いなく発展します。
② 例えば、一夜城祭りと港祭りを同じ日に開催する。大茶会は、秀吉、利休、家康、伊達政宗等、錚々たる人物が揃った歴史的事実をPRして再現するなど、打つ手は無限です。
4.小田原地下街について。
① 有る物を活かすのが、今の時流です。人間の知恵の見せ所です。耐震に問題なければ、駅から1分で集まれる、この場所は宝物です。新しい箱物は、暫らく封印。
② 商業には不向きです。できるだけお金を掛けずに整備して、市民活動の拠点に提 供し、賑わうコミュニティ広場にします。これからの時代、熟年者のボランティアパ ワーの、市政との協働が不可欠です。
③ 大事なことは、地下街を1つの小さなまち「昭和レトロの城下町」をイメージして、素朴で人情がある、お金がかからないまちづくりをすることです。
④ 市民会館本館機能(小ホール、大会議室は別)も、ここに設置。FMおだわらも開設して情報発信、フリーマーケットもいいのでは。人が集まれば、商店は繁盛します。屋台の様な飲食店や、その他昔風の店も楽しい。
⑤ 商い創造研究所、松本大地代表の卓越した手腕に大いに期待致しております。
5、今こそ報徳仕法の実践を。
① 希望を失った人々に、将来へのビジョンを与えるリーダーシップ。(心田開発)
②「一其徳」みんなが持つ徳を1つにまとめる。小田原は徳が溢れている。
③ 日本の将来は、人口20万人以下の中小都市が、いかに自然と調和して故郷を発展させるかにかかっている。スローライフ、生涯学習をして、郷土に恩返し。
④あの中国も大注目、経済と道徳の一円融合。「わが道は実践あるのみ」と言われた尊徳先生の教え、「至誠、勤労、分度、推譲」を実践証明して、小田原から日本を良くしましょう。これぞ郷土の偉人、二宮尊徳先生への報徳であり、小田原の使命です。
(ツルネンマルテイ参議院議員の広報誌 2010年 1月2月号に掲載)