未病で防ぐのが肝腎です
この夏は、私も半世紀生きて来ましたが、一番の異常酷暑だと思います。
以前から述べてまいりましたが、人体は自然です。
これだけ自然環境が異常になってきますと、
私達の体調にも異常をきたします。
肝腎(肝心と書く事が多いですが、あえてこう書きました)、とても大事という意味ですが、
今回は腎臓に関して少し書きたいと思います。
左右にある腎臓は、血液をきれいにして、汚れを小便として出します。
1日に約160リットルの血液をろ過して、1~1.5リットルの小便を作ります。
①老廃物の処理 ②体内の水分や電解質の調整 ③造血ホルモンの生産
④血圧の調整 ⑤活性ビタミンDの生産(骨を強くする)等の大事な働きをする臓器です。
この夏、沢山飲んだ水分は、そのまま体外に出るのではなくて、必ず処理されて出されます。
その大半を担当するのが腎臓であり、大変な仕事量だったでしょう。疲れて当然です。
治療する側から見ると、現代人の腎臓はいつも酷使され疲れています。
それがこの酷暑となれば、その負担は計り知れないものとなるでしょう。
腎臓が疲れる事で出る症状
①全身のだるさ ②腰痛 ③下肢の症状(むくみ、だるさ、痛み、神経痛)等々、
ストレスが溜まった状態(疲れ)の内に、適切に治療する事がとても大事です。
身体はそれを願って症状を出してきます。
身体を労わってあげましょう。
生まれて死ぬまで常に一緒の、最愛のパートナーに思いやりをもって優しくされていますか?
手遅れになる前に、「いつもありがとう」の感謝の気持ちがとても大切です。