がんばれ日本!
日本人は、「がんばれ」という言葉が好きでよく使う。
しかし、本当に辛いときには言ってはいけない言葉だと思います。
今回被災されて、避難生活を送られている皆様には言えないです。
むしろ、今はがんばらず、元気になるためにゆったりとすごしていただきたい。
(現実はそんな生易しいものではないでしょうが)
今回、天皇、皇后両陛下が、被災された方々をお見舞いされた。
穏やかな表情で、被災者の目線にひざまずかれて、
「このたびは大変でしたね。お体は大丈夫ですか?」と、気遣われるお姿に、
なんともいえぬ安心感、癒される思いがいたしました。
まさしく漢字の『優』(やさしい)。
本当に辛い思いをしている方に、理屈は無力です。
どんなにいいことを言っても、その人の心には届きません。
ただそっと寄り添い、「辛かったね、悲しかったね」と、
ただただ共感し、ともに涙を流してくれる人によって、癒され救われるのです。
(優は、憂う人にそっと寄り添う人と書く)
そしていつか、 『辛』こころに、自ら一本の横棒を加えて、
『幸』と言う心を自ら生み出し、「辛かったね、悲しかったね。」と、こころから言える優しい、心の大きな人間に成長していただけたらと祈ります。
今がんばるのは、被災していない私たちです。
形は違っていても心はひとつ。自分に与えられた役割を喜んでさせていただきましょう。
いまこそ、本当に『仕合せ』になる がんばりどころ。
がんばれ日本! がんばれ俺!! 後悔はしたくない。