加藤小田原市長の「被災地レポート」を読んで
今朝、加藤市長の「被災地レポート」の存在を知り、読ませていただいた。
加藤さんの見た被災地が、写真と文章から伝わってきた。
様々なことを感じたが、ご縁のある方々に元気になっていただくために、
出来ることを長期的に、しっかりさせていただくことだと思いました。
以下は、加藤市長の文章の抜粋です。(色づけ加工は、岩見がしました)
私からは、「相馬と小田原とは、報徳のご縁。先人たちが仕法を通じて精魂を傾けた相馬の窮状に際し、太く短くではなく、細くとも長い支援を考えたい。何なりとおっしゃって頂きたい。」とお伝えした。それに対し市長からは、「被災で親を失った子どもたちが少なからずいる。ぜひ小田原の皆さんには、この子達の学資を、推譲して頂けるとありがたい。亡くなってしまった親の中には、私からの指示で現場に駆けつけていた消防団員などもいる。そのことを思うと、その子たちのことは何とか面倒をみてやれないかと思うのです。」と。今のところ、両親もしくは片親をなくしてしまった子どもたちが、分かっているだけで37人。毎月3万円の学資を、何とか渡してあげたいとのこと、それについては報徳のご縁もあり、何とか小田原で集められるよう、小田原に戻り次第市民に声掛けをすることを回答。毎月ざっと120万円弱、年間で約1400万円。大勢で分担すれば、十分に支えられる金額だ。
小田原として、相馬市と南相馬市は一体と考え、子どもたちへの支援、職員の長期派遣、市民ボランティアの派遣などを、具体的に提案していきたいと思う。また、桜井市長には、「小田原だけでなく、報徳のご縁でのことですから、報徳サミットとして共同でできるよう、私からも働きかけを行いたい」旨をお伝えした。南相馬は、とにかく原発の事態がどうなるかが不確定要素。このまま何とか沈静化してほしいものだが。
私たちにできることは何か。
まずは、生き延びた人たちの暮らしを支えること。復興への意欲を自ら取り戻していく歩みを、できる範囲で応援すること。破壊しつくされた街や田園の復興は、何年かかかってでも、とにかくコツコツと続けるしかないだろう。
「加藤市長の被災地レポート」の全文は、こちらから
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/disaster/disaster/earthquake/support/p07765.html