ものごとは深さが大切
高さもいいが、ものごとは『深さが大事』だと思っています。
物が豊かになって、心が貧しくなったと言われます。
物事は現実に裏打ちされて、その存在に価値が生まれてくる。「論より証拠!」
人の話も、真剣に聞いていたら最後に作り話と分かると、
がっくりして、次からその人の話を、聞く気にもならなくなることはありませんか?
現実性がなければ、とたんに価値が無くなってしまいます。
現代はバーチャル(仮想現実)に、汚染されているような気がしてなりません。
情報知識に踊らされるのは、もうそろそろ卒業しましょう。
今回の東日本大震災のように、のっぴきならないことが起きたことで、
日本人は寝ぼけていられなくなり、現実に引き戻されました。
政治不信、経済破綻、環境破壊、そして人心の荒廃。
すべて先送りムードで、 「そのうちいい魔法が出来て解決するさ」
ぐらいで高をくくっていたのかもしれません。
しかし物事は、大きなことをしよう、造ろうとすると、必ずしっかりとした土台や基礎が必要になってきます。
あのスカイツリーも、
見える世界は、見えない世界に裏打ちされている。
裏と表、陰と陽。バランスが大事です。
これからの一番大切なものさしは、『自然か、不自然か』だと思います。
「一芸に通ずるものはすべてに通ずる」と申しますが、
自然界の真理は、深いところにある と思います。
よく感心したときに「それは深いなー」と言いますが、
大きな希望を持ち、沢山の仲間とともにしっかり取り組む地道な営みの先に、
想像を超えた大きな現実が存在が待っているのだと思います。
楽して結果を出そうなんて、もしかして、悪魔の誘惑かもしれませんぞ! ご用心を。