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健康コラム

田中将大故障は高校野球(高野連)改革への警鐘!

大リーグ、ヤンキースで大活躍をしていた田中将大投手が、
右肘靭帯を断裂して、長期療養を余儀なくされた衝撃が日本中に走りました。

そして以前から抱いていた「全国高等学校野球大会」(春夏の甲子園)への、
疑問と問題を痛感していますので、いい機会だと思い書かせて頂きます。

後に、抜粋掲載しました週刊ポストの記事で、
桑田真澄氏がはっきりと警鐘を促していますが、
現在の高校野球のあり方は、将来を有望される投手にとっては、
とんでもなく劣悪な状況にあり、早急に改革して頂きたいと願います。

田中将大投手のような強靭な化け物のような存在は、
現代では本当に稀でしょう。(金田正一氏や鉄腕稲尾氏の時代とは違うと思います)

あえて名前を出さなくても、故障して潰れていった選手は、恐ろしい程います。
それなのに、それを目の当たりにしている責任ある指導者や、
大人たちが、ナゼ何も行動しないのでしょうか。

現代は全てに対してそうですが、経済至上主義に原因があると思います。
そこに楯突くことはタブーで有り、出来ないのだと察します。


(近年では、記憶に新しいこの2人が、故障の苦難と戦っています)

しかし、今こそ変えなければいけません。
モノの豊かさより、心の豊かさを目指すことへ!
目先の少欲より、夢と希望があるドデカイ仕合せを、みんなで目指しましょう!

高野連に、勇気ある大改革を求めます。
若者は、この国の希望であり宝です!もっと大切に応援し育てて下さい!

以下、週刊ポスト2013年9月20・27日号の記事より抜粋です。

高校野球での連投も、かねてから批判の対象となっている。
甲子園を制した者として、桑田氏はどう考えるのか。

桑田:高校野球は変えないといけないと思いますね。
始まった当時のシステムが、未だに残っていますから。

 かつては学生野球の「上」、つまりプロがなく、
極端にいえば甲子園で肩が壊れてもよかったんです。
ボクだって高校で野球は終わりといわれたら、骨折しても 突き指してでも投げますよ。
でも今は大学や社会人、独立リーグにプロ野球、メジャーリーグまで
子供たちの未来は広がっている。
甲子園で壊れるわけにはいか ないんです。
もう少し大人たちが、子供たちの将来を考えた日程を組んであげないといけません。

──金田氏は連投しても問題はないと?

金田:バカ者、ワシがどれだけ投げたと思っている(※5526.2投球回数は日本記録)。
人間の体は、そう簡単には壊れやせんわい。

桑田:でも金田さん、ヒジが曲がっても腕が折れても投げようとする子は、
今でもいるんですよ。それをメディアが煽って美談にしてしまうから良くない。
そうやってダメになった選手を何人も見てきました。

金田:あれだけ甲子園で投げたお前自身は、壊れていないじゃないか。

桑田:僕は少しでも、体に違和感を覚えると投げませんでしたから。
「根性無し」とか、「何サボってんねん」とかいわれましたけどね。
理由は将来プロ野球選手になるため、壊れるわけにはいかなかったんです。
だから予選の前には、1か月ノースローで過ごしたこともありました。

金田:甲子園の優勝はどうでも良かったのか。

桑田:そんなことありません、優勝は大事な目的でした。ノースローも優勝のためです。
実際、1か月走り込んだことで肩の調子も良くなり、以前より良い投球ができるようになりました。

金田:よく監督が許したな。

桑田:普通なら「投げられない」といえば「もういらない」といわれる世界ですよね。
だから言い出せなくて、ヒジや肩の爆弾が破裂してしまう選手が多い。
PL学園の中村(順司)監督に理解していただいたのはありがたかったですね。

すべては指導者の勝利至上主義が問題。
よく「お前と心中だ」なんて話す指導者がいますが、
本当に心中してくれる人なんていません。子供は壊れて終わり。
監督がその後の人生の面倒を見てくれるかといえば、そうじゃない。
だからちゃんと、壊れないように大人が子供たちの体を管理してあげなくてはなりません。

もちろん勝利も大事ですが、学生野球では指導者の考え方を
勝利至上主義から「人材育成主義」にシフトしていくことが必要です。

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