ミトコンドリアって凄い存在だった!
ミトコンドリアの名前を知る人は数知れずいらしゃると思います。
僕もその一人でした。
しかし、糖尿病を学ぶ中で、この存在の凄さに魅了させられました。
①ミトコンドリアは別な生命体。腸内細菌より大切な共存体だった!
②ミトコンドリアが作るATPエネルギーは、人間が生きるのに必須!
「健康には、元気なミトコンドリアを増やすことが不可欠」
健康な人と不健康な人の違いは、ミトコンドリアの量にあります。
日本医科大学大学院 太田成男教授の研究
ミトコンドリアは私達の細胞(60兆個)内に共存する外来種であり、
ヒトの細胞の中にある小器官の一つで、細胞全体の10~20%を占めています。
そして、ミトコンドリアは体重の10%を占めます。
1つの細胞には100~3千個程度のミトコンドリアが共存し、さまざまな役割を果たしています。
ミトコンドリアの重要な役割はエネルギーを作り出す働き(エネルギー生産工場)です。
食事で得た栄養素と呼吸によって得た酸素を反応させて大きな電気エネルギーを生み出し
生きるためのエネルギー(ATP・アデノシン3リン酸)にします。
ATPは、地球上のすべての動植物が生きて行くために不可欠なエネルギーです。
このエネルギーは、体温を保ったり、脳からの指令で動作を行ったり考えたり、生きてゆく人間のシステムの原動力になっています。
ケトン体
糖質の摂取を抑えると、カラダは脳で使うエネルギーをまかなおうと、グルカゴン、アドレナリン、成長ホルモンを分泌し、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解していきます。そして、その脂肪酸の一部が肝臓においてケトン体へと変化させてくれるのです。特に脳にとってはブドウ糖が枯渇したときの唯一のエネルギー源です。
臓器の中でも、特に脳はエネルギーを大きく消費します
正常時、脳はブドウ糖だけをエネルギー源としています。安静にしていても一時間に5gものブドウ糖を消費するにもかかわらず、ブドウ糖を少量しか貯蓄することができません。そのため、脳に安定したエネルギーを供給し続けるためには血糖値を100㎎/dlに保つ必要があるとも言われています。
ワールブルク効果(1950年代の理論)ミトコンドリアがエネルギーATPを作っている。
①正常細胞の場合、ブドウ糖1と酸素からミトコンドリアが、36個のATPを作り出す(エネルギー効率がいい)。
②癌細胞の場合、ブドウ糖1がミトコンドリア不良により、酸素を取り込めず発酵により2個のATPしか作れ ない。本来ならばアポトーシス(細胞死)の対象ですが、糖質により増殖する。ケトン体では癌は死滅する。
ミトコンドリアを増やす4つの方法 「エネルギーが必要だ!」とシグナルを与えることが重要。
①筋肉トレーニング ②姿勢を保つ ③寒さを感じる ④空腹を感じることの4つ。
詳しくは下記をクリックして資料をご覧ください
mitokondoria.pdfをダウンロード