ビートたけし「オイラの進学論」心の沙漠化
週刊誌(週刊ポスト・8月18日号)で、ビートたけし「オイラの進学論」を読んで、その考えに痛く共感しました。『大卒か高卒か?なんて評価基準はもう時代遅れ。「職人」の世界がいい。培った技術や芸は裏切らない。親方との付き合いの中で「人間の情緒」も覚えて行く。特に清宮や藤井四段みたいに「自分の道」が定まってて能力も折り紙付きならなおさら。
豊田真由子議員は、東大からキャリヤ官僚になりハーバード大学まで留学、受験戦争では最高の勝ち組だが、いびつな価値観に染まっている。子供の内に痛い目に合うこと(失敗すること)は必要。親は、子供が傷ついた時に耐えられる強い心を躾る事が大事!』
ビートたけし氏の指摘の通り、心の沙漠化が原因と思われる様々な事件やスキャンダルが頻発しています。その解決策が読み取れる、月刊誌「新世9月号」の要約をご覧ください。
『2017年新世9月号の要約です』
1. 新世言 「子育てにマニュアルはない」 丸山敏秋 倫理研究所理事長
世の中には「マニュアル人間」が異様に増えてしまった。「指示待ち人間」もそれに近く、人間のロボット化とも呼べる。
また、現代社会は物を扱う技術に偏り過ぎているために、人間をもまるで機械のように「操作的態度」で扱い、他人を自分の意のままにしたいという態度が、潤いのない沙漠のような心をつくり人間関係や社会を荒ませる。
2. 特集「青年活動」
H27年にノーベル医学生理学賞を受賞した大村智博士は、若人にメッセージを送りました「成功した人は誰よりも失敗した人です!」若い時に迷いがあるのは自然です。例えつまづいても壁に突き当たっても、それは必ず次に活かせます。志を持ち、一つの物事に一所懸命にあたりましょう。
・沙漠緑化活動で深めた日中青年の交流と友情。第64次沙漠緑化青年隊は今年で10年の節目を迎えた。
・日本は、45名の申し込みがあり、男性14名、女性20名が選ばれました。平均年齢22歳。
・中国は、応募400名から、8大学から75名の参加です。
・遠山先生のプロジェクトXの映像を観て、広大な沙漠に400万本を超える森を目の当たりにして、感動する。
・大自然での無心な作業で、心洗われ素直になる。交流期間は5日間ですが、青年達の人生が凝縮される様です
4. わくわく子育て親育て「生まれてきてくれてありがとう。誕生の喜びをいつまでも。」(P54,55)
「子供は親を選んで生まれてくる」(胎内記憶)、親にとってこんなに嬉しい言葉はない。丸山敏雄先生は、『子は預かりもの。魂が天地の恵みから母体に宿り、父母の肉体を借りてこの世にあらわれ、一人前になるまで両親に預けられたものです』(学童育児の書)選んでくれてありがとう。子供が授かった時の喜びや感謝を忘れずに。
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