不調の原因は、服の防虫剤が部屋に充満
我が家もそうですが、クローゼットが部屋の一部になり開放されています。
強力な防虫剤が部屋中を汚染していて、そこで何も感じず暮らしている恐ろしさ。
昔は、タンスやケースに密閉されていたので安心でした。
北野幸伯さんが不健康になった理由(メルマガより抜粋)
北野幸伯 [国際関係アナリスト] きたの・よしのり/1970年長野県生まれ。
モスクワ在住24年の国際関係アナリスト、作家。
今回は、世界情勢の話しではなく、私の人生に起こった「なさけないお話」をさせていただきます。
▼健康な北野
私は20代~30代、人並みに不健康な生活を送っていました。
しかし、30代の終わりから40代になると、かなり健康的な生活に変わりました。
健康オタクの女性と結婚したのが一番の原因です。
いまでは、
・酒を飲まない
・たばこを吸わない
・インスタント食品は食べない
・コカコーラ、ファンタ、スプライトなどを飲まない
・甘い缶コーヒーを飲まない
・ファストフードを食べない
などなど、、かなり徹底した健康生活をしています。
そのせいか、知りあったばかりのロシア人には、たいてい20代後半にみられることが多い。
(外国にいくと、日本人はたいてい10歳ぐらい若く見られるようですが。)
とにかく、つい最近まで、私はとても健康だったのです。
しかし・・・。
▼不健康な北野
実をいうと、私は、ここ数カ月体調がよくありませんでした。
頭がいつも痛い。いつもダルい。いつも眠い。
理由について私は、ずっと「寝不足だからかな」と思っていました。
仕事と子育てで、確かに寝不足だからです。
そして、最近は、「もうすぐ50歳だからかな。年には勝てん」な
どと弱気になっていました。
ところが・・・。
▼北野が不健康だった意外な理由
つい最近のことです。
私と妻は、私の仕事場で、家族会議をしていました。すると、妻がいいました。
「この部屋、なんかヒミーチェスキー・ザパフ(化学的なにおい)するよね」
私は、「服の防虫剤でしょ」と答えました。
夏に服の一部が虫に食われているのを発見し、日本製の強力防虫剤を入れたのです。
しかも、私は、防虫剤の匂いが嫌いではなく、匂い自体は気にならなかった。
しかし、妻はいいます。
「匂いで頭痛くなんない????」
家族会議を終えた私は、「匂いで頭痛くなんない?」という妻の言葉が気になりました。
それで、念のために、ネットで検索してみることにしたのです。
そして、見つけたのがこちら。
↓
http://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2015_11.html
<質問・頭痛、だるさ、無気力感などに悩まされるようになり、医師に相談しているうちに、部屋で使用している防虫剤の「パラジクロロベンゼン」が原因であることがわかりました。
防虫剤を捨てた後は体調は回復してきていますが、健康への影響はあるのでしょうか?>
まさに、これでした。私の使っている防虫剤も「パラジクロロベンゼン」だったのです。
しかも、私は、この防虫剤の匂いが、「嫌いじゃない」という変な性質のせいで、健康を損ねていたのです。私は、即座に防虫剤をすべて破棄しました。
その後、ほとんど即座に健康が回復してきたようです。
▼教訓
今回の話から、なにか教訓は得られるのでしょうか?
一つは、「たった一つのファクター(要素・要因)が、不健康の原因だった」ということ。
二つ目は、「その一つのファクターを、私は知らなかった」こと。
三つ目は、「その一つのファクターは、私が健康でいるためのさまざまな努力を、無力化させていた」こと。
賢明な皆さんは、私のようにマヌケなことはしないでしょう。
しかし、「一つのファクターが、すべてを破壊してしまうこと」は、しばしばあります。
皆さんも、健康、夫婦関係、親子関係、会社の経営、会社の人間関係、金銭関係
などなどで、 「うまくいってないな」と感じたら、是非理由を考えてみてください。
あなたにはその理由が見えていないのかもしれません。
そして、その原因は、「たった一つ」かもしれません。
どうすれば、その原因を見つけることができるのでしょうか?
一つは、「なぜ〇〇なのだろう?」と脳に質問しつづけることでしょう。
次に、ネットで検索したり、本を読んだり、いろいろな人の意見を聞いてみることでしょう。
私の場合、妻の言葉がきっかけになってネットで検索し、答えを見つけることができました。