「心の反転」新世3月号より
新世言 「心の反転」 丸山敏秋 倫理研究所理事長65歳(P10~13)
共感の心が増量して行けば、人生は喜びにあふれたものになる。逆に反感の心が増量すると、人生はトゲトゲしく潤いを欠いた淋しいものになる。実はそのように心を共感へと反転させる教えが、「純粋倫理」という生活法則です。倫理研究所の創立者、丸山敏雄は、自身が大きな心の反転を幾度も経験した人です。最も痛烈な体験は、戦時中に謂(いわ)れなき不敬罪の嫌疑で投獄され、二カ月余に及ぶ激しい拷問を受けた時のことです。ビールの苦(にが)さが、実は苦(にが)くないように、憎む心、怒る心、恐れる心が毛頭も無ければ、痛みは痛みでなくなるのである。苦しみ痛みを除くのではない、苦しみそのものが正(まさ)しく喜びに変わる。緑が紅(くれない)にもみじするのである。人は他者に共感同化して一体になると、小さな自己を超えることができるのである。
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