「健康長寿を目指す」その6 「苦難福門」ピンチがチャンス
純粋倫理が大切にしている心の持ち方の一つが『苦難福門』です。
世の中には無駄はない。すべてを明朗に受けとめると、ピンチがチャンスに変わります。
困ったこともいい。乗り越えた先に大きな自分に出会える。
「万人幸福の栞」は、昭和24年7月25日(74年前)に、丸山敏雄創始者が世の中の生活法則を発見し、一冊にまとめてかきあげた本です。
そして最後に、一番言いたいこと『序』を書かれ完成されました。
栞の第7条「肉体は精神の象徴、病気は生活の赤信号」病気の根本である心の暗影(生活の無理なところ)を切り取ってしまって、朗らかな豊かな潤いのある心になれば、体は自然に、すぐに直ってしまうものである。
135頁「例えば、心配しながら、結果を予想しながら、…しかし、こんな心持でした事は、必ず結果がよくない。」
136頁「自然な、純粋な、混ざり気のない、明るい、…まず病人を見るよりも、健康な人を見るがよい。…これは我らの永い研究と体験によって、不動の真理となったのである。」
自分さえよければでは、幸せになれません。一人ぼっちになってしまいます。(今だけ金だけ自分だけは地獄道)
幸せの花は、相手(他)と自分との間に咲くからです。
「いったい、地獄と極楽は、どこが違うのだろうか?」と疑問に思いながら、夕食が始まるのをじっと見ていると、その謎が解けました。極楽の住人は、長い箸でご馳走をはさむと、「どうぞ」と言って、自分の向こう側の人に食べさせ始めたのです。にっこりほほ笑む相手は、「ありがとうございました。今度は、お返ししますよ。あなたは、何がお好きですか」と、自分にも食べさせてくれました。
男は、「なるほど、極楽へ行っている人は心掛けが違うわい」と言って感心したという話です。
同じ食事を前にしながら、一方は、俺が俺がと先を争い傷つけあっています。
もう片方は、相手を思いやり、相手から思いやられ、感謝しながら互いに食事を楽しんでいます。
どちらが幸せかということは明らかなことです。
「俺が俺がのガを捨てて、お陰お陰のゲで生きる」深い言霊です。